ルーベンス展

Bunkamuraにて開催中のルーベンス展へいきました。
展示の点数は少なかったですが、見応えのある作品がいくつか。

ローマ建国の伝説がテーマの絵です。オオカミに育てられた二人が建国したのがローマ。紀元前700年だか600年だかでしたっけ。
オオカミが育てているのを羊飼いが見つけて引き取る、みたいな話だったと思いますが、そういう感じの絵です。二人の赤ん坊や雌オオカミが柔らかさが素敵でした。

  • 聖母子と聖エリザベツ、幼い洗礼者ヨハネ

聖書からの一場面。こちらも二人の赤ん坊がメインですが、赤ん坊であるキリストと母親のマリア、という人と人との関係が対比されて見えてよかったです。配置にそんな意図があったかは知りませんけども。
キリスト教の宗教画には、聖人の表現として、人物の頭に光の輪が描かれることが多いですが、この絵にはそれがありません。私としてはそっちの方が好み。この作品を見たときにダヴィンチの「岩窟の聖母」の暗い方の絵を思い出しました。あれも好きなんですよね。絵が暗いですけど。

ルーベンスってミケランジェロのような肉体表現(ムキムキでねじれてる感じ)が好きなんですね。んー。いやそんなにムキムキでもなかった気がしますけど。ねじれてる感はありましたよ。今回の絵画展見に行って、初めてそんなことを意識しました。

そういえば、ルーベンスといえば「フランダースの犬」が思い出されますが、グッズ売り場にフランダースの犬関係のものがありましたよ。私は買ってませんけど興味ある方は見てみるのも一興かなと。