オンディーヌ

劇団四季のストレートプレイ。3/30に自由劇場にて観劇。

水の精と騎士の、悲劇の物語。3幕構成。

1幕は、人物紹介。オンディーヌの不思議さ、遍歴の騎士ハンスの紹介。オンディーヌはかなり不思議ちゃんだった。急に怒ったり笑ったり、感情がくるくる変わる。純粋さの現れか。ハンスは騎士。名乗るところで笑ってしまった。名乗りがキザで、でもなんか変な感じで(^^)。鎧が一気に外れるあたりはびっくり。「おおっ」ってちょっと声が漏れてしまった。1幕終わりのあたりで水の精が大勢でてきてハンスを誘惑したりオンディーヌを思いとどまらせようとするシーンは、この物語の終末が悲劇的なものになる予感をさせる印象的なものだった。オンディーヌは、「あの人」と呼ばれる水の精の支配者(?)やおなじ水の精に思いとどめられいてる。なぜか。それは人の世に適応できないことが予想されたから。純粋すぎる水の精は人の世になじめず、人はその純粋さになじめないため、いずれハンスの気持ちはオンディーヌからはなれるということが予想されたから。オンディーヌは「そんなことはない」といい、契約を結ぶ。契約とは、もしハンスの心がオンディーヌから離れたら…あとは秘密。

2幕は、おもしろ。王の城でのあれやこれや。魔術師の魔術にはおどろいた!まさか舞台であんなことやこんなことが唐突に、目の前に出現するのはすごい!びっくり!観客みんなで「おおお!わーっ!」って驚きの声。時間を操り、人の人生を操る魔術師。時間を操ってハンスと王女の人生を狂わせる(?)このへんは時間の間隔や流れがよくわからなくなった。むむむ。私の理解力のなさか。悔しい。魔術師にお願いしていたおっさん(宮廷の人。肩書きは忘れてしまった。)が急に禿げちゃったりして笑いを誘う。道化っぷりがいい感じだったなぁ。観客みんなで声をだして笑った。あははって。ああいうのをうまくできる人っていいなぁ。ここではオンディーヌの純粋さ、宮廷の人間関係の複雑さやマナーとされていることへの不適応にいらだつハンス。王妃が、宮廷から、人間世界から離れるよう説得。「あの人」と同じことを言われる。

3幕は、悲劇の終幕。ハンスの居城にて。詳細は秘密。次回また舞台で行われたなら、ぜひぜひ観劇しに行ってみてください。すごく楽しいですよ(^^)