種田山頭火のことを考えていたら,ふとゲーテのことを思い出した.
昔読んでいたなぁ.ゲーテ


ゲーテは "若きウェルテルの悩み" を高校時代に読んだのが好きになるきっかけ.
でも,実はその前にファウストを読んで挫折したのだよな.
あの戯曲,長すぎるよ.


たしか,その延長で読んだ詩集で好きなものがあったはず.
と思い,記憶を辿る.


昔は,"神性","情熱家と専門家" なんかが好きだった.自分にしか興味がなかったあの頃は,こういった,人間はどうあるべきか,というテーマの詩が好きだった.
断定的で,善意溢れる詩.
今の私にはちょっと強すぎると感じる言葉で綴られていた.


この詩集を初めて読んでから 10 年 (10 年も!) ほど経つ.
当時とはだいぶ好みが変化した.
今はもっと異なる詩が好みだなぁ.


これが成長かどうかは不明だけれど.変化はしているみたい.


突然,次の詩が心に刺さった.

年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず


人生の儚さ.


死に向かって生きる.
ツライなぁ.


でも.